VIX先物VSTOXX先物を取引できる証券会社
2017/11/26
VSTOXXは欧州の恐怖指数です。
これらボラティリティ先物(CFD)を日本から取引できる証券会社について概要を書いています。
(iForex、Firstradeについては詳細不明です)
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インタラクティブ・ブローカーズ証券(IB証券)
アメリカの証券会社で、日本在住の日本人も口座を開設できます。
VIX先物のほか、VSTOXXやRVXの先物など、あらゆるボラティリティ先物とオプションを全限月で取引できます。
VIX先物については、Weekly先物、Weeklyオプションも取引可能です。
単位乗数はVIX先物が1000(オプションは100)、VSTOXXが100です。
手数料は、先物1枚あたり0.85ドルで、この他に取引所に支払う手数料がかかります。
VIX先物はCFEでの取り扱いで、取引あたり1.34ドルです。
先物を1枚トレードする場合の手数料は、合わせて2.19ドルになります。
(IBの手数料体系には固定型のFixedと変動型のTieredがあり、上記はFixedでの手数料です。大口の取引をする場合は、Tieredのほうが安く済むようです)
この取引の利益については、米国非居住者証明書(W-8BEN)を提出することで米国での課税はされなくなり、日本で申告することになります。
日本では雑所得の総合課税に分類されます。
確定申告には取引の明細を添付する必要があり、ちょっと手間です。
GMOクリック証券
先物ではなくCFDになりますが、GMOクリック証券CFDでもVIX先物とほぼ同等の取引ができます。
「米国VI」という名称になっています。
VIX先物の各限月のうち最も出来高の多い限月の先物価格を参照しているので、参照限月が変わるとCFDの価格も変わります。
この落差は、価格調整額によって相殺されます。
どんなケースでどう調整されるのかは、GMOのページに書かれているのでこちらで
3種類の調整額
(VIX先物の限月間価格差は、とても大きいのが特徴です。)
取引時間は、米国が標準時間の季節は月曜8:00am~金曜6:15am、サマータイム中は月7:00am~金5:15amです。(日本時間)
取引単位は10倍で1単位。必要証拠金は3,404円とのこと(2016年12月2日のデータです。変更があるかもしれないので、取引をするときに確認して下さい)
CFDなのでBIDとASKのスプレッドが手数料に当たります。
先物のように限月間のさやをとる等は出来ませんが、CFDの損益は、FXや日本国内の先物OPと通算されるので、確定申告が楽ですし、どんなに儲けても税率は20%で済むという大きなメリットがあります。
GMOクリック証券でCFD取引をするには、まず証券口座を作る必要があります。
FX専用の口座がある場合でも、証券口座が必要になります。
開設後は、同一のIDパスワードでログイン可能、資金の移動もマイページ内で出来ます。
2017年2月28日までCFD口座の新規開設キャンペーンをやっていて、取引回数に応じて現金がバックされるそうです。
IG証券
CFDになります。
VIXは直近2限月を取り扱っています。
単位乗数はレギュラーサイズの1000のほかに200のミニがあります。
VIX先物は、米国の月曜の早朝から金曜のマーケットクローズまで、ほぼ24時間トレードできますが、IGでもこれに準じて06:30AM~翌06:15AM(日本時間)を取引時間としています。(月曜は8:00AM~)
また直近限月だけですが、VSTOXXも取引できます。
単位乗数はVIXと同じで、1000と200(ミニ)があります。
取引時間は17:05PM~翌05:00AM(日本時間)です。
VIXとVSTOXXは、同じ口座内の管理になるので、VIXを買ってVSTOXXを売る、あるいはその逆などのトレードもしやすいです。
CFDは、損益をFXや国内の先物取引と通算できます。
iForexでもVIX CFDを取引できるようです。
HPには直近4限月を取り扱うとありますが、海外FX系の会社は使ったことがなく様子が分かりません。
税制などについてもまったく分からないので、ご自身で確認してください。
もうひとつFirstrade(ファーストレード)という米国ブローカーがあり、IBと並んで日本でよく知られています。
最近まで日本人の新規口座開設をストップしていましたが、現在(2015/11/5)は開設できるようです。
IB証券と同様にすべての先物を取引できるものと思いますが、こちらも詳しくは分かりません。
VIX関連ETN(VXX,XIVなど)を日本で取引する方法はこちらです