VIXラボ

VIX指数の長期サイクル 年足の鳴らす かすかな警鐘

2016/11/27

先日、VIX指数の年間チャートを26枚作りました。
VIX指数 全期間(1990~)の年間チャート26枚

これまでのチャートを改めて並べてみると、なんとなくVIXには、一旦落ち着くとしばらく低値を保つ年を続け、動き始めると今度は何年か連続で元気良く動く性質があるような…

静→静→静→騒→騒→騒→

それだけじゃなくて、もっとこう

静→やや静→やや騒→騒→やや騒→

という波があるように感じられます。

実際にはどうなのか、調べてみました。

年足チャート

まず1990年からのVIX指数を年足にしました。

恐怖指数年足

room5110

これは実はなんちゃってローソク足です。

1992年以前の日々の始値高値安値データがないので、すべて終値だけで作ってます。
終値での一年間の始値、高値、安値、終値のチャートです。実際にはもう少し上下に長いローソクorヒゲになるはずです。ご了承ください。

全体を見るとやはり波形があります。

今は波形のどの辺りに?

それで今はどんなポジションにいるのかに注目すると…

恐怖指数年足UPDOWN

room5110

まだ微妙な感じですが、タイミング的にはそろそろ…

VIXの年間平均値を棒グラフにしました。

恐怖指数年平均値棒グラフver

room5110

全期間の平均値は19.74です。

もう上げて行くサイクルに入ってる…?
そんなバカな

恐怖指数年平均値折れ線グラフver

 

いや、グラフのスタイル変えても現実は変わらないから。

下は、VIXの年平均値の推移とS&Pの下落率を合わせたグラフです。
(S&Pは下落率です。棒グラフが下に伸びている年は年初より年末のほうが高かったときです。)

恐怖指数年平均値とSP下落率

room5110

ほぼ同じような波形を描いていますが…
S&Pの下落率も折れ線にしてみます。

恐怖指数年平均値とSP下落率折れ線

room5110

こうして見ると、VIXとS&Pは、ほぼ同じサイクルで上へ下へと推移していますが、VIXのほうがS&Pよりもシンプルな動きで、サイクルが明確に表れているのが分かります。

下値には限界があり、ある程度一定の値の範囲内で上下するVIXだからこそ、S&Pのチャートからは分かりにくいことを私たちに教えてくれているのかも知れません。

どこかの講演でラリー・ウィリアムズ氏が
「リーマン・ショックで相場のサイクルは変わったのではないか」
との質問に対し、
サイクルにあわせてリーマン・ショックが起きた
と答えたと言われています。

もちろん、相場の明日は誰にも分かりません。
特に私には分かりません。
でも、VIX指数が注意信号を発していることは、お伝えしておきます。

付録

2004年以降のVIXの年間平均値と、VXXの騰落率です。

恐怖指数年平均値とVXX騰落率

room5110

VXX上場以前のデータは、こちらの理論値を使っています。

そろそろVXXを下落ヘッジに使う方法も検討する時期に来ているかも知れません。

リーマン・ショックの時、VXXとS&Pを同額買った場合のシミュレーションはこちらに(記事の最後のほうです)
VXVを使ったS&Pの売買インジケーター

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