VXVの立ち位置とS&P
2015/11/24
VXVが20を超えています。
VXVが20以上で引けたのは
2008年以降で1,982営業日中1,082営業日(全営業日中54.6%)あり、意外に多いですが、2015年年初からは219営業日中53営業日(全営業日中24.2%)です。
9%上げの日を載せたのは、今日(2015年11月12日のクローズ値)のVXVが前日比9.32%UPなので参考のためです。9%という数字に特別な意味があるわけじゃないです。
約1ヶ月間のボラティリティを予測するVIXよりも、期間の長い3ヶ月を予測するVXVの値のほうが高いのが通常の状態です。
マーケットが荒れると、短期指標のほうが大きく反応するのでVIXがVXVを上回ってきます。
VIX÷VXVの値が1.0を超えるということです。
(今は0.91ですが、しばらく0.8の前半にいた後上がってきての0.91なので、少しこの後の動きに気をつけてください。今年に入ってのアベレージより少しだけ高いです。)
この性質からVIX/VXVレシオは、株売買のインジケーターとして使われることがあります。
2008年以降のS&PとVIX/VXVレシオの関係はこうなってます。
渋くワークしてます。
コンタンゴ/バックワーデーションは有名人、VIX/VXVレシオは名人という趣きです。
好きな指標です。
付録はカオスな図表が多いので、今日は逆にシンプルにしてみました。
上のS&PとVIX/VXVレシオチャートから暴落箇所を拡大しただけですが。