VIXの季節性
2015/12/27
年初から12月最終営業日までの1年間のVIX指数のチャートです。
なんとなく見覚えのある形だろうと思います。
とか、もったいつけてもタイトル見たら大体見当つきますね(笑)
Contents
VIXの月平均値
下は、1990年1月から2015年10月までのVIXの各月の平均値をグラフにしたものです。
VIXは秋に暴れることが多いと感じていた方も多いと思います。
体感通りの結果です。
9月、10月あたりは、リーマンショックのインパクトが高すぎるんじゃないかという考え方もあるかな?と思うので、2008年9月から2009年8月の1年分の値を抜いたグラフも作ってみました。
全体に値は下がりますが、形はほぼ同じでした。
リーマンを異常値として除外するより、秋はそんなことが起きやすい季節と捕らえるほうが妥当?
どうも秋にはマーケットに何かが起きる傾向があるようです。
5月はVIXが下がる月だというのも、意外に良く語られることです。
セル・イン・メイが原因しているかな?と思います。株を手放せばヘッジのオプションも必要なくなるので、VIXの下落要因になりえます。
過去5年間のVIXの1年をまとめるとこうなります。
やはり秋が…って、これ無理ですよね。
史上最大級に見づらいです。
1年ずつに分けました。
左から年初→年末です。縦の目盛りで12分割しています。
縦軸をすべて10から50に揃えいるので、かなりフラットに見える年もありますが、2012年以外は夏の終わりから秋にかけて山を作っています。
※1990年からのVIX指数の年ごとのチャートは、こちらに作ってあります。
このページにあるチャートより大きく見やすくしてあります。
VIX指数 全期間(1990~)の年間チャート26枚
VIXの1年間
次に1990年から2015年までを1枚のチャートにまとめ…ると、想像を絶するカオスになるのでやめときましょう。
年頭から第1営業日、第2営業日、第3…と経過日数ごとの25年間の平均値をチャートにしました。
もうみなさん見ています。
冒頭のこれです。
VIXには、11月頃から7月頃まで低く、秋に上昇するというサイクルが見られます。
そしたら、秋に上がって下がって来たトコでボラティリティ売りに入って、夏に買い戻せばいいんじゃ?
最近流行の「秋に買って春に売る半年投資」(eワラント証券土居雅紹氏)、「10月末買い4月末売り」(いつも愛らしい西山孝四郎氏)。
あれをXIV、2049 VIXインバースETNに応用したらどんな結果になるのか。
検証してみました
【検証期間延長】XIV(2049)の10月末買い7月末売りのバックテスト
今日の付録資料
最初コレを作ってました(笑)